発達障害だと思ったら違ったという場合は、どのような可能性が考えられるのでしょうか?
ASD、ADHD、LDの3つについて詳しく見ていきましょう。
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発達障害について軽く説明
発達障害は、大きく3つに分けられます。
ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠陥・多動性障害)、LD(学習障害)です。
ASDはコミュニケーションが苦手だったり、独特のこだわりがあったりします。
ADHDは不注意でうっかりミスが多かったり、いつもそわそわ落ち着かなかったりという症状。
LDは文字の読み書きが苦手だったり、算数が極端に苦手だったりします。
発達障害とひと言でいっても、症状は様々であり、併発している人もいます。
私の例で言うと、不注意が多いADHDで、聴覚と視覚に過敏さがあります。
若干ASDっぽさもありますが、未診断。
このように、人によってその特性は様々です。
発達障害じゃなくて抑うつ状態?
特に大人の場合、大人になってから診断が下りるというケースは少ないです。
なぜなら、発達障害は脳の障害であり、生まれた時から変わらないから。
もちろん、環境によって障害特性が強く出たり出にくかったりします。
たとえば、うっかりミスが多い隠居老人とバリバリの社会人を比べてみましょう。
隠居老人は穏やかに暮らしており、多少うっかりミスをしても大して支障はないと想像できます。
一方、バリバリの社会人がうっかりミスばかりしていたら大変です。仕事にならないでしょう。
このように、同じ障害があっても環境によって困り感は違ってきます。
環境要因の変化もなく、急に発達障害のような症状が出始めたら、抑うつを疑いましょう。
抑うつ状態になっていると、人に興味が持てなくなったり、注意散漫になったり、文章が頭に入ってこなくなったりします。
これらの症状って、発達障害と似ていませんか?
大人になって急に発達障害になることは考えづらいので、環境の変化がないか、気分が落ち込んでいないかなどをまず考えてみるといいでしょう。
ADHDの場合は薬を飲んでみて効くかどうか試してみるのもあり
大人のADHDで困っている場合、まずは薬を飲んでみてもいいでしょう。
実際、私は不注意で困っていて、「ストラテラ」という薬を処方してもらいました。
それ以前の診断でADHD傾向があると出ていましたが、小さいころから典型的なADHD症状が出ていた訳ではなかったので、大人の発達障害なのかどうなのかわからないな、と思っていました。
薬を飲み始めたら、不注意がなくなったので、私の場合はADHDだったのだなとわかりました。
ADHDだったら改善する薬があるため、飲んでみて試してみるのもいいかもしれません。
まずは医師に相談してみましょう。
ASDの場合は家族や友人に聴き取りを
ASDの場合は治療薬はないので、幼少期のエピソードを家族や友人から聴き取るといいでしょう。
小さい頃は気にならなかったかもしれない症状でも、大人になってから思い返したらASDに当てはまるのでは?と思うこともあるかもしれません。
ASDで自覚症状があるケースの方が少ないため、家族や友人から聴き取りをすることで、客観的に症状を理解することができます。
LDの場合で大人になってから気づくケースは少ない
LDの場合は、幼少期から学習関係で困り感が強いことが多いので、大人になってから気づくケースは少ないです。
しかし、ずっとテストの成績が悪くて、大人になってからLDだったと気づくこともあります。
もし気になっている場合は、一度検査してみるといいでしょう。
まとめ
発達障害にはASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠陥・多動性障害)、LD(学習障害)の3つがあり、それぞれ異なる特性が見られます。
ただし、同じ発達障害であっても症状は個人差があり、併発することもあります。
発達障害は特に大人の場合は診断が難しいことがあります。
環境の影響も考慮しながら、突然に症状が現れた場合は抑うつを疑うべきです。大人になって急に発症することはまれです。
ADHDの場合、薬を試してみることが一つの手段になります。医師に相談してみる価値があります。 ASDの場合は、家族や友人の協力を得て幼少期のエピソードを振り返り、客観的に症状を理解することが重要です。
LDの場合は、大人になってから気づくケースは少ないですが、学習関係で悩んでいる場合は検査を検討するのをおすすめします。
各発達障害に対して、適切なサポートを受けることが大切です。