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【zoomでオンライン療育】何をする?効果は?どんな子が向いている?

今回は、zoomを使ったオンライン療育でどんなことをやるのかや、zoomならではの効果についてまとめていきます。

よっと
元放課後等デイサービス職員のよっとが解説します!

 

まだまだ続くコロナ禍。一時期、オンライン療育の受容が急速に高まりました。

zoom療育をまだ使ったことのない方や、距離的にお子さんと一緒に通所するのは無理だからと個別療育を諦めていた方は、ぜひご覧ください!

どんなタイプの子がzoomと相性いいのかな?

 

 

zoomでオンライン療育の内容

まずは、オンライン療育でどんなことをやるのかについて紹介していきます。

 

個別療育の事業所では、多くの場合指導員と1対1で、苦手なことを練習したり、得意なことを伸ばしたりします。

zoomでもそれは同じで、ただ画面越しになる分、難しいこともあります。

 

例えば、お箸の練習は、対面なら見本を見せたり実際に手の動きをサポートしたりできますが、zoomだと難しいですよね。

このように、活動に制約が出てきてしまいます。

 

私がいた事業所では、プリントを画面共有して一緒に解いていったり、SSTの課題に取り組んだりしていました。

また、ひらがなの読みをカードを使ってひらがなの習得練習を行ったり、体幹トレーニングを動画を共有して一緒にやったりもしていました。

余暇活動として、プログラミングが好きなお子さんに画面共有してもらって、プログラミングの意味等を説明してもらうなどもやっていました。

 

期待できる効果

zoomでの療育ならではの期待できる効果を3つ紹介します。

 

説明力がつく

zoomは画面越しなので、「これ」とか「あっち」などと言っても、相手には伝わりません。

 

たとえば、「2+3+4」という問題を解いている時、「これとこれを足したら7で、7とこれで…」というように説明をするお子さんがよくいます。

実際に「これ」と言っている時は画面を指さしているのですが、そこで「これって何のこと?」と質問すると、相手のことを考えて説明する練習になります。

 

私がよくやっていた課題は間違い探しです。

画面を見て間違い探しをやってもらうと、「ここが違う!」「ここって何のこと?」「えーと、女の子の帽子の色が違う!」のようなやり取りが無限に繰り返されます(笑)

 

そうやって、徐々に相手目線に立って説明する力がついていきます。

 

集中する練習になる

ずっと座っているのが苦手なお子さんや、同じものにずっと注意を向けるのが苦手なお子さんは、zoomをやること自体が苦手克服に役立ちます。

もちろん、適宜休憩やストレッチなどは入れますが、「こんなに集中しているのは初めて!」と、後ろで見ていた保護者の方がおっしゃってくれる場面がよくありました。

 

対面だと注意が逸れやすいお子さんでも、画面越しだと画面にだけ集中していればいいので、やりやすいのかもしれません。

 

自分から発言する力がつく

zoomだと、対面よりも表情がわかりづらいです。

そのため、「わかってなさそうだな」と先回りして大人が察するのが難しくなってきます

 

わかってないのに話を先に進められると、自分から質問するのが苦手だったお子さんも、「ちょっと待って!わかんない!」などと言ってくれることが多くありました。

 

 

また、途中で鉛筆を取りに行きたいときなどに、最初は無言で画面の前からいなくなっていたお子さんも、何度か自己申告してから行くことを続けたら、「鉛筆持ってきます」と言ってから離席するようになりました。

このように、自分から相手に伝える力がつくのもオンライン療育の特徴です。

 

こんなお子さんはオンライン療育に向いている!

zoomでの療育を実際にやってみて、こういうタイプのお子さんには効果が高いなと思った例をいくつか挙げていきます。

 

まずは、説明をするのが苦手なお子さん

先ほども書きましたが、つい「ここ」「そっちが~」という指示語ばかり使ってしまうお子さんは、zoomで相手にわかるように説明する練習がとても効果的でした。

 

他には、行き渋りのあるお子さん

家から一歩も出ずに支援を受けられるので、「自分の部屋でやっていいならいいよ」と言ってくれるお子さんも数名いました。

パソコンが好きだったり得意だったりすると、画面共有してもらって作ったものなどを見せてもらえるので、関係性もかなり良くなりました。

 

また、聴覚過敏があるお子さんは、オンラインだと快適に過ごせているようでした。

いくら部屋が分けられているとはいえ、他のお子さんの声が聞こえて、苦痛に感じるお子さんは、家で安心して支援を受けられるのがよかったようです。

 

距離や送迎の都合で諦めていた個別療育を利用できるかも

「個別の療育に通いたいけど、近所になくて…電車で通うのも難しそう…」

と思っていた方は、zoomのオンライン療育であれば気軽に始められるかもしれません。

 

コロナ禍移行オンライン面談も普通の環境になってきましたので、ますますzoomの必要性も上がってきていますよね。

実際に送迎が難しいからこの日はzoomで!という方も多くいました。

 

契約や初回の何回かは、お子さんの特性を掴むために来所していただくかもしれませんが、今であればzoomでの療育ができる可能性が高いです。

個別療育を諦めていた方はチャンス!

 

まとめ

zoomのオンライン個別療育の特徴や効果についてまとめました。

zoomでの療育が気になっている方は、お近くの児童発達支援や放課後等デイサービスに問い合わせてみてください!

また、zoom療育等に関して、元放デイ職員の私に質問がありましたら、お気軽にコメントください!

 

  • この記事を書いた人

よっと

筑波大学心理学類卒。心理学と障害科学を学ぶ→放課後等デイサービス勤務。発達障害児と実践的に関わる→開発エンジニア◆自身もADHDとうつ病で手帳3級◆埼玉県出身の24歳

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